宇宙のはなし
プラネタリウム
天体観測

vol.1

春の星座を探そう!
 にぎやかだった冬の星座はすっかり西に傾き、春霞とともに夜空はすっかり春の装いとなってきました。南の空高くにはしし座が横たわり、その東にはおとめ座やうしかい座が昇りつめています。北の空には、おおぐま座の北斗七星が高く昇っています。
 こうした春の星座を探すには、北の空高く、まず目にとびこんでくるあのひしゃくの形をした北斗七星から探すとよいでしょう。北斗七星の柄の曲がりを倍くらい伸ばすと、うしかい座の1等星アークトウルスがあり、さらに倍くらい伸ばすと、おとめ座の1等星スピカにたどりつきます。その先には、小さな四角形をしたからす座があります。この北斗七星からからす座までの曲線を「春の大曲線」といいます。また、アークトウルスとスピカ、そしてしし座のデネボラでつくる三角形を「春の大三角形」といいます。そして、アークトウルス、スピカ、デネボラ、りょうけん座のコールカロリがつくる大きなダイヤ形を「春のダイヤモンド」といいます。明るい星々が少なく、うるんだような春の星座は探しにくいかもしれませんが、アークトウルスやスピカ、デネボラなどを目印にして、これらの星座を探してみてください。

 明るい星々の少ない春の星座の中でも、「春のダイヤモンド」の中は、とりわけ星数の少ないところです。それは、銀河の北極があるためです。私たちの銀河系は、凸レンズのような形をしていますが、その凸レンズの中から横(大きさ)方向に見渡せば星の数も多くなりますが、縦(厚み)方向に見通しているため星の数が少ないのです。そのかわり、銀河系の外をはるかかなたまで見渡すことができることになります。光害のない場所で、この付近を大きな望遠鏡でのぞくと、まるで米粒のような遠くの銀河が淡く群がっているのを見ることができます。


星の写真や情報などは国立天文台のホームページに情報があります。
(国立天文台ホームページ http://www.nao.ac.jp/
出典:誠文堂新光社「冬の天体ガイド」加筆修正


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