宇宙のはなし
プラネタリウム
天体観測

vol.12

冬の星座を探そう!
 冬の星空は1年でいちばん1等星が多く、にぎやかな星空です。全天にある21個の1等星のうち7個も冬の星座に輝いています。1等星めぐりをしながら冬空のイルミネーションを楽しんでみませんか。
 冬空の王者「オリオン座」。「三つ星」の名でおなじみの三つにならんだ2等星のまわりに四角く星が並んでいます。なかには1等星が二つあります。赤色の「ベテルギウス」と青白い「リゲル」です。
 先ほどの三つ星を、南の地平線に近い方に延ばしていくと青白く明るく輝く「シリウス」 があります。シリウスは「おおいぬ座」の一等星で全天一明るい星です。シリウスとベテルギウスを使って三角形を描いてみましょう。その一点に当たる星が、「こいぬ座」の一等星「プロキオン」です。星の名前の意味は「犬の前に」。おおいぬ座が昇るよりも先に姿を表すことから名付けられました。もう少し北の空に明るい2つの星が仲良く並ぶ「ふたご座」があります。少し暗く青色の方がお兄さん星「カストル」、明るい方が弟星「ポルックス」です。日本では、「きんぼしさん」・「ぎんぼしさん」とも呼ばれます。
 三つ星を反対に頭の上の方向にのばしていくと、赤く明るい星が見つかります。「おうし座」の1等星「アルデバラン」です。さらにのばしてみると星がごちゃごちゃっと集まっている場所があります。すばるの名でおなじみの「プレアデス星団」です。日本では「七福神」とも呼ばれるなんとも縁起のいい星です。おうし座のさらに北側にもうひとつ明るい星があります。「ぎょしゃ座」の1等星「カペラ」です。よく瞬いてみえることから「にじ星」の和名も持っています。
 「リゲル・シリウス・プロキオン・ポルックス・カペラ・アルデバラン」の6つを結べば「冬の六角形」・「冬のダイヤモンド」のできあがりです。その中には、冬の天の川がひっそりと流れています。
 また今年は「酉年」。みなさん「とり」に関した星座はいくつあると思いますか?全天に9つもあります。冬の星空では南の低空に、古くはノアの箱船に登場する鳩の姿が星座になった「はと座」を見ることができます。また「M42 オリオン座大星雲」は、鳥が羽を広げたような姿のようにみえ、そのなかに「トラペジウム」と呼ばれる青白い四重星が輝いて見えます。ここはまさに星が生まれる場所です。
 加須未来館では毎週晴れた金・土曜に夜間市民観望会を行っています。この冬は、ふたご座に土星も見ることができます。ぜひ、一度冬の夜空の宝石たちを見てみませんか?加須未来館でお待ちしています。


参考文献: 『日本の星「星の方言集」』(野尻抱影/中公文庫)
       『新訂 ほしぞらの探訪』(山田 卓/地人書館)』)

vol.1春の星座を探そう(2002)
vol.2夏の星座を探そう(2002)
vol.3秋の星座を探そう(2002)
vol.4冬の星座を探そう(2002)
vol.5春の星座を探そう(2003)
vol.6夏の星座を探そう(2003)
vol.7秋の星座を探そう(2003)
vol.8冬の星座を探そう(2003)
vol.9春の星座を探そう(2004)
vol.10夏の星座を探そう(2004)
vol.11秋の星座を探そう(2004)


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