宇宙のはなし
プラネタリウム
天体観測

vol.17

 夏の星座を探そう
 

  最近、街の夜空は灯が空を照らしてしまい、夜空に光る星明りは消され、少し明るい星が見えるだけです。ここ、加須未来館では、町中の街灯の光も届きません、少しの間、闇に目を慣らすと、今まで見えなかったかすかな星の光も捕らえるようになるでしょう。 目が夜空に慣れたら、南西の空を見てください。ひときわ明るい星が見えるでしょう。まばゆい−2等星の黄色い星。そうです木星です。

 夕方の西の空に見える星といえば宵の明星(金星)ですが、夏の間は、太陽の向こう側にあり、明けの明星として七月の間見えるだけです。金星が夕方見えるようになるのは十二月になってからのことです。

 天頂に目を振ると、中央に天の川が飛び込んできます。にぎやかな夏の星空です南から北に銀河の帯が渡っています。南にはさそり座・銀河の中心付近のいて座、北にはカシオペア座・ケフェウス座、夏の夜空は一年でもっとも天の川をはっきりと明るく見ることが出来る季節。双眼鏡を片手に、星空を探索すれば、感動は何倍にもなること請け合いです。

 夏の星座を探す手がかりは「夏の大三角」です。7月はじめなら午後11時ごろ、8月はじめなら午後9時ごろ、9月はじめなら7時ごろ、東の空たかく、3つの明るい星が目を引きます。 最も明るい星は「こと座のベガ」次に明るい星が「わし座のアルタイル」、そして3つの星の中で最も暗いのが「白鳥座のデネブ」です。この3つの星が形作る二等辺三角形を「夏の大三角」と呼びます。二等辺三角形の頂点に当たるのが「わし座のアルタイル」と覚えてもいいでしょう。

 デネブとベガを結んだ線を軸とし、アルタイルを北のほうにパタッと倒すと「北極星」が見つかります。また、ベガとアルタイルを結んで軸とし、デネブをパタッと反対側に倒すと、へびつかい座の頭に輝く(ラス・アルハゲ)を探すことが出来ます。

 毎年お盆のころになると、明け方の北の空を中心に多くの流れ星を見ることが出来ます。ペルセウス座を中心にして放射状に流れ星が飛ぶため、これを「ペルセウス座流星群」とよんでいます。比較的安定した数の流れ星が見られる流星群で、8月12、13日頃をピークとして、ほぼ1ヶ月近くにわたって流れ星が出現します。明るい流れ星が多くて、人気の高い流星群です。

 夏の星空を彩ってきた、さそり座のアンタレスが南西の地平線に沈む夏の終わりのころ、静かに去る夏の星座たちを見送りましょう。あれほど賑わっていた星ぼしが地平線に消えると、少し寂しい気持ちになります。秋の星座たちが地味なので余計なのでしょうか?

 9月には中秋の名月、(旧暦で7月から9月を中秋としていたようです)、旧暦の8月の十五夜です、月見団子15個とススキ5本をお供えして、みんなで月見もいいですよね。


              
          

vol.1春の星座を探そう(2002)
vol.2夏の星座を探そう(2002)
vol.3秋の星座を探そう(2002)
vol.4冬の星座を探そう(2002)
vol.5春の星座を探そう(2003)
vol.6夏の星座を探そう(2003)
vol.7秋の星座を探そう(2003)
vol.8冬の星座を探そう(2003)
vol.9春の星座を探そう(2004)
vol.10夏の星座を探そう(2004)
vol.11
秋の星座を探そう(2004)
vol.12
冬の星座を探そう(2004)
vol.13春の星座を探そう(2005)
vol.15秋の星座を探そう(2005)

 


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